2020/07/13 21:41

ムネアツシです。

前回の退屈な作業から
ここからやっとアートっぽい作業に入ります。
後半は男の子が好きそうな
DIYな展開も待っているのでお楽しみに!

前回の記事はこちらから↓

さて前回は
ジェッソを塗り重ねて
木目を消す段階まで進みました。

次のステップへは
まず茶系の絵具を混ぜたジェッソを
3色程用意しましょう。
完成形としては古めかしいビンテージ超な
背景づくりを目指します。

シミや汚れがついたように
無造作に塗っていくのですが、
塗るというよりも色を「置く」ような感覚です。
筆跡が残らない程度に凹凸を出すことで
後の「削る」工程の際にランダムな模様を作ることができます。

納得のいくまで色をのせたら
ドライヤーで表面を軽く乾かします。

表面の2割程度乾かせたら
濡れたハケで軽く撫でるように表面を馴染ませていきます。
そうすることで乾いた部分は
そのままパネル上に残り色の境目に「フチ」ができ
まだ乾ききらないジェッソは
それぞれの色と混ざり合い、
色の境界線とグラデーションの混在した模様に
更なるランダムな演出が加わります。

ここまで完全に乾かしたら
さらに薄い茶系のジェッソで
表面を塗っていきます。

この薄い茶色が下地のベースカラーになります。

当然ですがこれまでにパネルに乗せていった色は
濃ければ濃いほど、使用する色の差をつければつけるほど
ビンテージ感を表現できます。
反対になるべく薄い茶色でかつ似た色を
重ねていくと優しいマイルドな下地ができます。

コラージュを作っていたときは
茶系だけでなくいろんな色を使って
下地づくりをしていました。
色をつけるとまた楽しいです。
気分転換にもなります。


(※その時は日本の伝統色を意識した
下地づくりをしていました。
参考にこちらをご覧ください。
見ていて楽しいサイトです。)


これも2〜3回塗ったものですが
下に塗っておいたランダムの茶色が隠れて
ほぼ一色のベタ塗りくらいになったら
この工程は終了です。
次の「削る」のステップへすすみます。

世の中のDIY男子よ
お待たせしました。
こちらがぼくが愛用しています
makitaの電動サンダー。
男ならやっぱりmakitaです。
ブルーが超イケてる。

以前は100均の
ハンドサンダーを使っていたのですが
キャンバスが大きくなればなるほど
腕が疲れるので非常に効率が悪い。
そして削りカスも散らばってしまうので
吸塵機能がある電動サンダーは
後片付けもとっても楽なので重宝しています。
流石、世界のmakita です。


ただこの電動サンダーの難点としては

音が大きい。

本当に大きい。

基本的にベランダで削る作業を行うのですが
集合住宅で使うには音あまりにも大きすぎる。

ぼくが隣の住民ならば
秒でクレームを入れに行くレベル。

是非ともトラブルにならないよう
近隣の方々に配慮して作業しましょう。

窓を開ければ心地よい風が
あなたを包み込むような
土曜日の午後なんて時間は一番避けましょう。
隣人トラブルはマジで厄介。



使用する紙やすりは
80番→120番→240番と
荒目から少しずつ細目へ削っていきます。
400番まで使用すると
表面がツルツルになりすぎる為
実際絵を描く時に絵具の乗りが
良くないので仕上がりと好みによって削りましょう。


あと、
使う紙やすりは
空研ぎペーパーがオススメです。
ホームセンターで売っている
普通の紙やすり(一番安いヤツ)より
ちょっとだけ高い白いヤツです。

一番安いヤツでも削る分には
問題なく使えるのですが
長時間作業するうちに
ヤスリ面が目詰まりして
キャンバス面をキズつけることがたまにあります。

空研ぎペーパーであれば
ヤスリ面の「ちびり」が少なく
広い面を削る際に長持ちするので
そしてガシガシ削れる快感も得られます。

納得できるくらいの
表面になったら
削った粉を拭いて完成です。

今回のヤツは少しやりすぎました。
もうちょっとマイルドにしようと思ったのに。

下地背景が出来上がったら
あとはあなたの魂を全力でぶつけましょう。

このテのやつは
使用画材はいつもアクリル絵具や
漫画用のインクを使っていますが
ライブペイントのときなんかでは
油性ペンも使えるっちゃ使えるのですが
キレイな線が引きづらいのと
そもそも色があまり美しくない。
特に黒が黒じゃない。
そんなときはポスカがおすすめ。
不透明でパキッとした線が描けます。
ポスカ最強説。

●まとめ●
準備するもの
○ベニヤパネル
○ジェッソ
○アクリル絵具
○水性シーラー(必要に応じて)
○適当なサイズのハケ
○紙やすり(空研ぎペーパーなら◎)
※電動サンダー(男ならmakita)

気をつけること
○各工程へ進む時はしっかりと乾かす
○ランダムを楽しむ
○騒音には気をつける

以上。

みなさんも
楽しいアートライフを!!